舞台
朝、むかつくマンションの管理組合理事会があり、 そのムカムカを振り払おうと、半蔵門の国立劇場に向かった。 悲しい物語を、太三味線と、思い入れタップリの太夫の声で語られると、 カタルシスで、スッキリするだろうと、いそいそ向かった。 若いころ、文…
能「小鍛冶」は祝言性の高い切能の傑作である。わかりやすい筋書きに沿って、動きのある舞が華やかな舞台効果を作り上げる。囃子方と謡も軽快でリズミカルだ。全曲を通じて観客を飽きさせることがなく、現在でも人気曲の一つとなっている。始めて能を見る人…
ここ最近、『能楽』に魅かれていて、何かと動画を観ている。 さて、本日、国立能楽堂で、蝋燭の灯りによる上演があると言うことで、早速、仕事帰りによった。 一番安い席、中脇席の最後部座席で、観た。 実は、蝋燭の灯りによる能楽は二度目。 前回の演目は…
老いさらばえて、気持ちの悪い尾上菊五郎の弁天小僧の画像を、脳裏から払拭しようと思い、歌舞伎座の『二月花形歌舞伎』に行ってきた。 5代目菊之助、つまり菊五郎の御曹司の弁天小僧を観るためである。 駄目だった。菊之助は。 三十路を越えた役者の弁天小…