『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

チューリッヒ歌劇場 『フィデリオ』

21、『フィデリオ』2013/1/17~18 1805年初演 35歳
          1806年 第二版初演 1814年 第三版初演 

ルードリッヒ・フォン・ベートウベン(1770?~1827)
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
演出:ユルゲン・フリム 装置:ロルフ・グリッテンベルク 衣裳:マリアンネ・グリッテンベルク 照明:ヤーコプ・シュロスシュタイン
ドン・フェルナンド:ギュンター・グロイスベック ドン・ピツァロ:アルフレート・ムフ
フロレスタン:ヨナス・カウフマン レオノーレ:カミラ・ニルンド
ロッコ:ラズロー・ポルガール マルツェリーネ:エリザベス・ラエ・マグナソン
ヤキーノ:クリストフ・シュトレール 第1の囚人:ボグスラフ・ビジンスキ
2の囚人:ガブリエル・ベルムデス
収録:2004年2月15日 チューリヒ歌劇場[ライヴ]

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時代設定を無視した演出は嫌い。かといってあまりに忠実に時代を再現した、馬鹿正直な演出も見るに耐えない。プロの演出家ならそこは客を、飽きさせず、嫌味を感じさせず、驚かせる芸当はみせて欲しい。ただ、メインのヨナス・カウフマンと、カミラ・ニルンドのルックスがよく、見ていて清々しい。デブブス歌手のレオノーレや、丸い小鼻で二重顎のフロレスタンなど見ていられない。アーノンクールは、やはりいい味を出す。