『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

『ヴェニスに死す』 映画版 20

20、『ヴェニスに死す』2013/1/20  1973年初演 60歳

 ベンジャミン・ブリテン(1913~1976)
イギリス・オペラ・グループ合唱団 イギリス室内管弦楽団
スチュアート・ベッドフォード(指揮 初演の指揮者)演出:ジョン・コックス
アッシェンバッハ:ピーター・ピアーズ 
旅人/伊達男/ディオニュソスの声、他4役:ジョン・シャーリー=カーク
アポロの声:ジェイムズ・ボウマン ホテルのポーター:ケネス・ボウエン
船のスチュワード:スチュワート・ハーリング リドの船頭:マイケル・バウアー
フランス人の母親:アン・ウィルケンズ、他
録音:1974年

 

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よかった。
ヴィスコンティーの映画があるから、オペラを映画にしたらだめ。やはり較べられる。
しかしある意味、ヴィスコンティーがどんなに偉大であったか良く分かる、映画となってしまっている。
舞台のほうが、きっといいに違いない。ブリテンはこんなによかったのかと、感心。ブリテンはいい。リヒャルト シュトラウスも、ベルグも、ワーグナーも、霞みます。

ピーター・ピアーズの、甘ったるい、いやらしい声が、このエロスとタナトス漂うストーリーにベストマッチです。舞台で、見たい。ブリテンの音は、きれいだ。