『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

ウィーン国立歌劇場  『ラ ボエーム』 66

 66、『ラ ボエーム』   2013/04/05~06   1892年初演 34歳

ジャコモ・プッチーニ(1858~1924)
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団 指揮:ダニエレ・ガッティ 美術:パオロ・ファンティン
衣装:カルラ・テーティ 演出:ダミアーノ・ミキエレット 2012年 ザルツブルグ音楽祭
ルドルフォ(詩人):ピョートル・ベチャワ ショナール(音楽家):アレッシオ・アルドゥイーニ
マルチェルロ(画家):マッシモ・カバルレッティ コルリーネ(哲学者):カルロ・コロンパーラ
ミミ:アンナ・ネトレプコ ムゼッタ(マルチェルロの恋人):ニーノ・マチャイゼ 
アルチンドロ(参事官)ペーテル・カールマーン ブノア(家主):ダヴィデ・フェルシーニ

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まず、ミミ役のアンナ・ネトレプコ結核に侵されているとはとても思えない貫禄。衣装が1980年代のマドンナのようなイデタチで、アバズレそのものであった。

次に、現代に時代設定している、嫌いな演出であった。
でも。
確かに、二幕のクリスマスの町の演出が、やり過ぎ。驚かしてやるぞぉ~、と言う気持ちがみえみえであった。
しかし三幕の高速道路と屋台の演出はいいと思った。
ラストの窓に、『M I M I 』の文字を曇りガラスで描いて消すところは、とっても、とっても素敵であった。
『ラ ボエーム』は、いいオペラです。