『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

フライブルク・バロックオーケストラ  『オルランド・パラディーノ 騎士オルランド』 68

68、『オルランド・パラディーノ 騎士オルランド』  2013/4/10 1782年作曲 42歳

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1740~1809)
指揮:ルネ・ヤーコプス フライブルクバロックオーケストラ 演出:ナイジェル・ローリー と、アミール・ホセインプール
マリス・ペーターゼン(S アンジェリカ) トム・ランドル(T オルランド) ピエトロ・スパニョーリ(Br ロドモンテ)
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ(S アルチーナ) スンヘ・イム(S エウリッラ) ヴィクトル・トレス(Br パスクワーレ)
マグヌス・スタヴェランド(T メドーロ)

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オペラ全体から言うと、ヘンデルモーツアルトには劣っていると感じた。絶対、記憶に残らないオペラになるだろう。
しかし昔のオペラのストーリーは、荒唐無稽も、はなはだしい。こんな話の前提、展開、顛末がオペラになっていたのかと、驚く。モーツアルトなんかは、結構まともなストーリーをしているんだぁ、と認識を改めた。

しかし、なぜこんなストーリーで、納得できたのだろうか、当時のヨーロッパ人は?
ギリシャ悲劇も、シェークスピアも知っていたヨーロッパ人がである。
日本の音楽劇である『能』は、お化けばかりであるが、これに比べたら、相当しっかりしたストーリーである。
バロックロココ時代の趣味嗜好について、いつか深堀りしてみたい。
確か歌舞伎も、荒唐無稽なものが多いなぁ。
辻褄が合わなくても、面白ければいいと言った感覚だろうか?