1992年8月、ザルツブルク音楽祭 『影のない女』 73
73、『影のない女』 2013年 4月20日 1919年10月10日ウィーン初演 55歳
リヒャルト・シュトラウス(1864~1949)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ゲオルグ・ショルティ 演出:ゲッツ・フリードリヒ
1992年8月、ザルツブルク音楽祭、ザルツブルク祝祭大劇場
皇帝:トーマス・モーザー(T) 皇后:チェリル・ステューダー(S) バラク:ロバート・ヘイル(Br)
バラクの妻:エヴァ・マルトン(S) 乳母:マルヤーナ・リポヴシェク(Ms) 伝令使:ブリン・ターフェル(Br)
鷹の声:アンドレア・ロスト(S) 若い男の霊:ヘルベルト・リッパート(T) 天上の声:エルズビエータ・アルダム(A)
宮殿の門衛:エリーザベト・ノルベルク=シュルツ(S) バラクの片目の兄弟:マンフレート・ヘム(Bs)
バラクの片腕の兄弟:ハンス・フランツェン(Br) バラクのせむしの兄弟:ヴィルフリート・ガームリヒ(T)
生まれざる子供達:ザルツブルク少年少女合唱団 侍女たち:ウィーン国立歌劇場合唱団
夜警たち:ウィーン国立歌劇場合唱団
出だしがシュトラウスのムードたっぷりで、これはいいオペラかも、と思ったが、長いオペラであることもあり、中だるみがあった。
やはり、『サロメ』や『エレクトラ』の迫力と緊張感がない。
演出も、いま二つ。一幕の出だしは、衣装などもよかったのだけれども、人間界に移ってから、ダラダラしてきて、よくない。
皇帝が石になっているところは、本当に石の上から顔を出していて、冗談でしょう、と思った。
まあ、古い演出なのでしかたないのかもしれないが、稚拙すぎる。