やり過ぎの『道化師』 129
129、レオンカヴァッロ『道化師』全曲 2013/8/12
初演:1892年5月21日/ミラノ・テアトロ・ダル・ヴェルメ/Teatro dal Verme, Milan
ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857~1919)
カール・タナー(カニオ) クリスティン・ルイス(ネッダ)
Dario Solari(トニオ) Francesco Marsiglia(ベッペ)
Orchestra and Choir of Teatro di San Carlo 2011年ライブ
演出:ダニエル・フィンジ・パスカ(トリノオリンピック閉会式の総合演出を手掛けた人)
このオペラは1891年から翌年にかけて、5歳年下のマスカーニが1890年に発表した、「カヴァレリア・ルスティカーナ」に刺激されて、レオン=カヴァルロによって、台本執筆と作曲されたヴェリズモ・オペラの傑作である。
舞台が、懲りすぎ。それも、このオペラからの飛躍し過ぎた解釈で、懲りすぎ。
物語りの、ドロドロ感が出ていない。
過ぎたるは及ばざるが如し。ですから、よくない。カール・タナーと、クリスティン・ルイスは熱演であったが。