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『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

絶望した『タイムスクープハンター安土城 最後の1日』

ボクは、NHKの『タイムスクープハンター』と言う番組が好きでした。

風呂からあがってきたばかりのような、ツルリっと清潔な庶民が出てくる時代劇、つまり時代考証が不徹底な時代劇は苦手です。なんだか、バカにされたような不快感を味わうからです。

しかし、出演者の歯の汚れまでこだわったNHKの『タイムスクープハンター』は、努力家や勉強家が、誠実で面白い番組を作ろうと一生懸命に構成や演出を考えている感じがあって、好感を持っていました。

映画の日であった昨日、久しぶりに会った愛知の友人とランチした後、『タイムスクープハンター安土城 最後の1日』を観ようとイソイソ映画館に足を運びました。

 

あんなつまらない映画に、友人を誘い、本当に申し訳のないことをしてしまいました。

 

まず、肝心かなめの『安土城』の焼失したなぞが、なぞのまま終わります。

これは、観客に消化不良を抱かせます。

映画のテロップが流れた後、半分棺桶に足を入れた宇津井健が、『安土城』の焼失したなぞが記録された映像を見て、「ははぁん」と納得するところで、この映画は終わるのです。そのなぞは観客には見せないのです。

こんな、子供だましの、みえ過ぎた演出が嫌いなのですよねぇ。。。

あと、1980年代のチャカシも、意図みえみえの演出で、みえ過ぎなので、かえって面白くなかったです。

 

安土城』の焼失したなぞを、この映画なりの一捻りある手法でハッキリ見せなければ、誤魔化しのやっつけ仕事だったのかと、(実際、やっつけ仕事の映画でしたが)直感させます。

 

その他の、やっつけ仕事の例を、下に羅列します。

①最重要な器物の『楢柴肩衝』の蓋に、どう見ても象牙の質感がなかった

安土城の天主(信長は天守とは言いませんでした)があれだけ正確にCGで再現(あるいは伊勢・安土桃山文化村の模造建築?)していたのに、櫓や一部の塀は近世以降の漆喰塗籠の大壁造りであった

③できたばかりの安土城の室内がどう見ても古臭い

④同時に石垣も、『総見寺の山門』も古臭い

⑤庭に雑草が生い茂っている

こう言う手抜きが気になって気になって。。。。。。

 

要潤は、大写しにすると、歳とったなぁ、と思います。

それに、日常的な演技が下手です。特に、1980年代の喫茶店での演技は見ていられません。

上島竜兵は、映画にいいアクセントを出しています。演技には問題があります。

時任三郎は、さすがに年季がはいっていました。上手いです。

宇津井健は、黒柳徹子と同じで滑舌がもうまわらなくなっていて、何を言っているかわからない。観ているこっちが恥ずかしいと言う、典型的な例です。

 

映画につきあってもらった友人は、「面白かったわよぉ」とは言ってくれましたが、目も耳も肥ている人なので、気を使ってくれたのですよねぇ。

ついでにお腹も肥ていましたが。。。。。。

 

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