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『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

エキゾジックでした『ゾロアストル』 143

ジャン=フィリップ・ラモー/Jean-Philippe Rameau(1683~1764)
初演:1749年12月5日(改訂版1756年1月10日)パリ/Paris,オペラ座

指揮:クリストフ・ルセ 演奏: レ・タラン・リリク
ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団・合唱団
舞踊:ジェニー・リンドストローム、ドロットニングホルム宮廷劇場舞踊団
ゾロアストル(祭祀長):アンデルス・J・ダーリン
アブラマーヌ(アリマンの大神官):エフゲニー・アレクシエフ
アメリート(バクトリア王国の王位継承者):シーネ・ブンゴード
エリニース(バクトリア王族の王女):アンナ・マリア・パンツァレッラ
ゾピール(アリマンの神官)/復讐の神:ラーシュ・アーヴィドソン
ナルバノール(アリマンの神官):マルクス・シュヴァルツ
オロマゼス(聖霊の長)、アリマン:ジェラール・テリュエル
セフィー(アメリートの仕女):ディッテ・アンデルセン
演出:ピエール・オーディ
振付:アミール・フセインプール
衣裳・装置:パトリック・キンモンス
【2006年7月19、21、23日 ドロットニングホルム宮廷劇場(スウェーデン)におけるライヴ収録】

ゾロアストル」は、拝火教の創始者と悪魔の世界を描き出した作品。

初演は贅を凝らした演出で高評価を得るも興行的には振るわず、25回で打ち切りとなった。そこでラモーと台本作家カユザックは早速大幅な改定を行った。改訂版では宗教色を薄め、ゾロアストルとアメリートの愛と正義に焦点を当てる一方で、報われない愛ゆえに悪に落ちてゆくエリニスの苦悩を実に魅力的に描き出している。愛と嫉妬、それ故にアブラマーヌ(負の人)に魂をわたしたエリニスの悲劇をクローズアップさせながら、ゾロアストルとアメリートが結ばるハッピーエンドに幕が下りる。バロック期に好まれた単なる神話世界とは一線を画す異色の傑作となっている。

序曲から、エキゾッジク。ラモー、偉大!

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