『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

こう言う演出は好きだ 『プラテー Platee』 145

『プラテー Platee』

ジャン=フィリップ・ラモー/Jean-Philippe Rameau(1683~1764)

初演:1745年3月31日、ヴェルサイユ/Versailles、ラ・グランド・エキュリ(大厩舎)/Theatre de la Grande Ecurie

指揮:クリストフ・ルセ 演奏:レ・タラン・リリク 国立ラインオペラ合唱団
エミリアーノ・ゴンサレス=トロ(プラテー)サロメ・アレ(タリー&ラ・フォリー) シリル・オヴィティ(テスピス&メルキュール) フランソワ・リス(ジュピター) エフゲニー・アレクシエフ(モミュス&シテロン) セリーヌ・シェーン(愛&クラリーヌ) ユーディト・ファン・ワンロイ(ジュノン) クリストフ・ゲイ(サテュロス

 
この作品は1745年にルイ15世の息子の結婚式のお祝いに上演され、その後オペラ座でも演じられた作品。

軽んじられてきた喜劇が正当なオペラとして評価されるようになった試金石的作品。
演出がいい。

舞台中央の水槽の主人に、沼の女神のプラテー。

そのプラテーを見下ろすジュピターは、舞台左側。

中央の水槽を現した、これまた本物の水槽を見下ろし、同時進行で進む舞台。

出だしから、イケていた。ジュピターとジュノンが、何人もベットから出てくるなんて、すごい演出。

女神プラテーはテノールの男性が演じて、グロテスクさを強調。

ラモーのウイットに、殴られた。凄い才能です。