2014年 大晦日
実家の母のもとで、今年も大晦日を迎えた。
中年、いや初老に近づいた息子でも、
手元でゴロゴロしているだけで、母性は活き活きと蘇るものだなぁと、
老母を見ていて、そんなふうに、思う。
そんな大晦日。
ものすごいヒマ。
中央公論の『日本の歴史Ⅰ』を読み、
平凡社の『別冊太陽 料理』を読み、
川端の短編小説を読んだが、まだヒマ。
そんなヒマにまかせて、大嫌いな作家三島由紀夫を描いた映画『MISHIMA』を観た。
監督 ポール・シュレイダー。
若松孝二監督の作品より、いい。
実は、映画『MISHIMA』を観るのは二回目。
最初、観たときは、変な映画だと思った。その時は、三島は好きだった。
今回観たら、演出の面白さも際立っていて、映画を面白く感じた。
ただ、三島は嫌いな今である。
話は、突然変わるが、今年は、
仕事がまあまあ、面白かった。
しかし、その仕事をしている会社の業績は、悪かった。
ただ、大企業なので、危機感がない。
一つの企業が没落していく様や気配とはこんなものか。
没落する組織の中にいる人間の心理とは、こんなものか。
かつて、会社が右肩のぼりに成長している時もあった。
そんな時は、無秩序であった。
今、没落していく時、秩序は整然としており、それゆえ、
身動きとれなくなっている。
不思議なものだが、没落とはこんなものだろう。。。。。
いい勉強になるが、語る相手がいない。
また、突然話は変わるが、
2014年、おセックスしたのは、二人であった。
その二人は、ウリセンで、お買い物した。
やはりおセックスは、面白くなかった。
僕と同じこの年齢の人でも、
おセックスが面白いと、口にする人がいる。
やはり、よく彼らの気持ちは、
分からない。