いよいよ『花の乱』。
数少ないと言うか、ひょっとして唯一の、本格的な室町時代のドラマである。
室町時代、大好きなんだよね。
男色全盛の時代であることが、理由ではないんだよ。
何て言うか、室町風俗や、その気分も大好き。
いいドラマだったが、登場人物の、心の持ちようが室町のものではないようだった。あまりに現代的感心情表現。
であるから、消化不良であった。
また、話をドラマチックにするため、史実を捻じ曲げている部分もあったように感じた。
すきな室町時代だけに、厳しいですぞ。
あと、現在、もっとも演技の上手い役者は、役所広司だと思う。
彼の、このドラマの頃の演技は、まだ未熟だ。