「風邪をひいた」とは、言わず、「もらった」と言うのは、気の強いオネエ根性丸出しで、気に入っている表現である。
「もらった」風邪も、ひと段落。
そして建国記念日の今日、
汗っぽい病み上がりのベタベタする身体を起して、古い映画を観た。
衣笠貞之助の『地獄門』。女形役者としてスタートした人らしい、極彩色の画像である。
菊池寛は嫌いな作家ではないが、この映画の話は面白くない。
菊池寛の原作は読んだ気がするが、あまり覚えていない。
ストーリーは、てんで話にならないつまらなさだが、画像は美しかった。
長谷川一夫は、大嫌いな役者である。
気持ち悪いし、演技もよくない。