『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

結構きつい風邪をもらった!

「風邪をひいた」とは、言わず、「もらった」と言うのは、気の強いオネエ根性丸出しで、気に入っている表現である。 「もらった」風邪も、ひと段落。 そして建国記念日の今日、 汗っぽい病み上がりのベタベタする身体を起して、古い映画を観た。 衣笠貞之助…

『弱法師(よろほし)』を観る 2015/2/4

ここ最近、『能楽』に魅かれていて、何かと動画を観ている。 さて、本日、国立能楽堂で、蝋燭の灯りによる上演があると言うことで、早速、仕事帰りによった。 一番安い席、中脇席の最後部座席で、観た。 実は、蝋燭の灯りによる能楽は二度目。 前回の演目は…

麺を、啜るな!

ボクは、あの麺を啜る音が、大嫌いなのだ。 驚異的! 老いも若きも、あんなゾゾォ〜、とする音をたてて、もう我慢の限界。 今も、近くで、あの暴力的な下品な音をたてながら、蕎麦を食べている青年がいる。 ルックスは、悪くないのだが、許せない! 日本独特…

大好きな室町時代。そして、ドラマ『花の乱』。

いよいよ『花の乱』。 数少ないと言うか、ひょっとして唯一の、本格的な室町時代のドラマである。 室町時代、大好きなんだよね。 男色全盛の時代であることが、理由ではないんだよ。 何て言うか、室町風俗や、その気分も大好き。 いいドラマだったが、登場人…

割と有意義な、日曜日でした。

朝から、セーターなんかの、毛玉取りをやった。 セーターがリフレッシュして、気持ちいい。 毛玉を取りながら、映画を2本観た。 『白鯨』と『新悪名』 『白鯨』は、古い映画だが、カメラがよかった。 『新悪名』は、時間つぶしであった。 午後、銀座松屋に…

そう言えば、2014年の12月中ごろ、最低な映画を2本観た。

『のぼうの城』と、『火天の城』を観た。 ヒューマニズム、それも安っぽいヒューマニズムにまとめる手法が、今はウケるのかもしれない。が、いただけない。 実に、面白くない。 不快なぐらいだ。

寺山修司、懐かしい!

高校生の時、故郷の町の、その隣の隣の町に、よく遊びに行っていた。 気の利いたモノは、その町でしか手に入らなかった。 その町は、その地域の中心地であった。 その町の、どこの本屋であったかまでは、覚えていない。 店頭に、『寺山修司 天井桟敷』の写真…

新春

岡山の実家にて、 老母と、小津の『浮草』を観る。 小津の画像美のこだわりを、母に少し説明した。 なんとなく、分かってくれたようだ。 母と一緒に、男女の愛欲の縺れを観ることが辛い。 母から、不意打ちの問いがあったら、どうしようかと、 ドギマギする。…

2014年度の後半は 川端康成に浸った。

川端文学は、僕個人の思いでは、 高校生の頃の、いささか病的な、痛んだ心の琴線に、 よく和して響きあっていた世界だなぁ〜、となる。 あの頃は、川端の幻想的な映像世界に惑溺していただけだった。 が、今となれば、登場人物の、屈折した気持ちや行動を、…

2014年 大晦日

実家の母のもとで、今年も大晦日を迎えた。 中年、いや初老に近づいた息子でも、 手元でゴロゴロしているだけで、母性は活き活きと蘇るものだなぁと、 老母を見ていて、そんなふうに、思う。 そんな大晦日。 ものすごいヒマ。 中央公論の『日本の歴史Ⅰ』を読…

感動した名優、また名演技。 常に更新します。

ボクが観たなかで、気に入った演技を下に挙げますね。 演技ですからね。役者そものもではないですからね。間違わないでね。 嵌り役であっただけ、あるいは、偶々まぐれ、ってこと、よくありますからね。 1、映画 『恍惚の人』浦辺粂子 『どん底』山田五十鈴…

『風林火山』で、信玄の信濃攻略を勉強中

信玄の、信濃攻略については、よく理解できた。 ドラマだからしかたないが、家庭愛やら夫婦愛やらが、現代感覚で描かれ、そのシーンが、ダラダラ続くのを見続けるのは、面倒くさい。

『砂の器』は、いい映画です。

いい映画だが、推理の展開、例えて言えば、細かい裏付けの実証性などに、 やや、やっつけ仕事を感じる。 まま、 それは映画の責任ではなく、 松本清張の作品にはありがちの誤魔化しの責任である。 でも、いい映画だ。 ラストの、『現在この病気は・・・・・・』の…

小津の作品を少し鑑賞

新藤兼人の、『小津を称賛するドキュメンタリー』を観たら、 無性に小津の作品が観たくなった。 そこで、3本。

『七人の侍』より、『デルス・ウザーラ』の方が、いいかも

どちらにしても、そんなにいい映画ではない、 けどね。 『七人の侍』のどこがいいのだろう。

田中絹代は、いいねえ〜。

特に、水商売の女の演技がいい。 大根かと思っていたが、なかなかどうして。 細かいコダワリがあって、絹代の演技は、クセになる。

暇さえあれば、大河ドラマ

『毛利元就』は、原作(永井路子)演出(内館牧子)ともに女性であったためか、 男女、特に夫婦愛の描き方が、しつこかった。 中村橋之助の演技は、成駒屋そのもので、 戦国武将を、歌舞伎風でごまかした感じがした。 橋之助は、歯並びが悪いためか、不快感…

暇さえあれば大河ドラマ

『天地人』。 長尾家から上杉家への移行状況が理解できた。 越後の国人との闘争をもっと描いて欲しかった。 『独眼流政宗』で期待したのは、奥州大名との駆け引きであったが、その内容は、消化不良の感がする。

暇があれば『大河ドラマ』

『大河ドラマ』は、テレビドラマとしては、完成度が高いので、観るに堪えないといったものは、少ないと思います。 気まぐれな体質のボクなので、『大河ドラマ』をリアルタイムに放送していたとき、それを観たいと、必ずしも思う訳ではないのです。 面倒に思…

何だか、飽きてきたし、空虚と孤独!

ボクは、割と、凝り性である。 自分なりに満足でききるまで、徹底して物事を追及しようとする、(ボクから見れば)悪質な面を持っている。 性急に、集中して、興味を持った対象にぶつかる。 であるから、対象のおぼろげな全体像を把握するのに、そんなに時間…

晩年のゲイの独り言 おセックスの話 その3

おセックスの話を、今度記載するときは、実際、おセックスをやった後にしようと思っていた。っで、やっと、記録することが出来る。 久しぶりに、『ウリ専』で買い物をした。 それも、相当腰が重く面倒と思いつつの買い物だった。 この面倒さの感覚と、おセッ…

ヴィスコンティーの粘着テープ 『熊座の淡き星影』

『熊座の淡き星影』を鑑賞した。 ヴィスコンティーの、映像の特徴の一つに、これぞと言った人物の顔のドアップがある。だれでも、かれでも、アップするのではない。 これぞと言った人物だけを、メリハリつけてアップし、それをストーリーの流れのアクセント…

『太陽は日ごと新しい』は、ヘラクレイトスの言葉!

人の性格の一つに、いつまでも執念深く、ヤられた嫌がらせや、施された恩を憶えていて、それに縛られ、自分で自分の首を絞めるタイプがいるが、まさしく、僕はそんな人と間である。終わりよければ、総てヨシ。今まであった事も、サラサラリと忘れ、円満な大…

胡散臭いもの、大嫌い!

一万年後に、その時の年表を、今、入手できたら。 流石に、一万年後に人類が消滅していることはないだろうから、入手できたとしてである。僕の大嫌いな、現在の胡散臭いものは、相当、粛清されているとことが確認できるはずだ。 ①宗教 西暦2220年あたりで、…

歌舞伎について。歴史を振り返れば!

能は、室町将軍家や、太閤秀吉、江戸の柳営や近世大名家に、長い時間をかけて育てられた由来の為か、気品がある。 もとは、卑賤の民の芸能であったものに、貴顕の花が添えられたためだ。 まあ、台本自体が、品のいい内容であることも、大きな後押しになって…

三島作品は、面白くない!

僕の高校生の時間を、塗り固めていたのは、ヴィスコンティーと三島由紀夫でした。 貧乏人のゲイが、貴族趣味に身を浸すといった、典型的パターンです。 そんな三島フリークであった僕が、30歳を過ぎたころから、なんとなく三島由紀夫の作品に嫌気を感じ始…

谷崎潤一郎の『夏菊』

谷崎の三番目の奥様である松子夫人は、根津商店と言う大店の御寮さんでした。 谷崎と松子夫人のお揃いの、有名な2ショットです。 松子夫人は谷崎との結婚の前に、大阪の豪商根津商店の主人との間に、一男一女をもうけています。 しかし、根津商店は倒産し、…

歌舞伎は、長い目で見たら衰退するね。間違いなく。

尾上菊之助の『青砥稿花紅彩画』や、福助の 『桜姫東文章』のナマ舞台を、一等席でガン見して、詳細に歌舞伎の隅々を鑑賞した。 その結果、この芸能はやがて衰退する部類のものであることを悟った。 その所以を下に書きますね。 ①役者が醜い。テレビや映画な…

5代目 尾上菊之助の『弁天小僧』

老いさらばえて、気持ちの悪い尾上菊五郎の弁天小僧の画像を、脳裏から払拭しようと思い、歌舞伎座の『二月花形歌舞伎』に行ってきた。 5代目菊之助、つまり菊五郎の御曹司の弁天小僧を観るためである。 駄目だった。菊之助は。 三十路を越えた役者の弁天小…

○○年、聴き続けての、愛するクラッシック音楽 ピアノ協奏曲 BEST 3

ピアノコンチェルトは、好きなジャンルである。 カラカラ・コロコロしたピアノと、粘り付くオーケストラの掛け合いが、とても面白い。 ボクが音楽に求めとめているものは、一つ一つのフレーズというか音に、必然性があることである。 唐突に、意味や脈略のな…