『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

コヴェント・ガーデン 『ドン・カルロ』 38

38、『ドン・カルロ』    2013/3/1  1867年初演 54歳

ジョゼッペ・ヴェルディ(1813~1901)
ロランド・ヴィラゾンドン・カルロ)  マリーナ・ポプラフスカヤ(エリザベッタ)  サイモン・キーンリーサイド(ロドリーゴ

フェルッチョ・フルラネット(フィリッポ2世)  ソニア・ガナッシ(エボーリ公女)  プメザ・マチキザ(テバルド)
ニコラ・マティシッツ(レルマ伯爵)  エリク・ハーフヴァーソン(大宗教裁判所長)  ロバート・ロイド(修道士)(カール5世)

アニタ・ウォトソン(天よりの声)  コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団  レナート・バルザドンナ(合唱指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団  アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:ニコラス・ハイトナー  衣装&装置:ボブ・クラウリー  収録時期:2008年
収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ライヴ)

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コヴェント・ガーデン王立歌劇場にとって『ドン・カルロ』は特別な存在でした。当時の劇場の開場100周年記念行事として、1958年に舞台にかけられたヴィスコンティー演出、ジュリーニ指揮による『ドン・カルロ』5幕版の上演以来、1965年のショルティによるデッカへのセッション録音盤、1970年のジュリーニによるEMIのセッション録音盤、さらに1985年に収録されたハイティンク指揮による舞台映像、同じくハイティンクにより1996年にPHILIPSにセッション録音された全曲盤など、高い評価を得た上演や録音が数多く存在し、しかもすべてが5幕版という共通点を持っています。

よかったです。ウン・チャカ・チャ・チャではなく、音楽も重厚で、歌手に歌わせている感じがよく伝わるオペラでした。
ヴェルディはよくて安心しました。
最後は、やっぱり墓が開いて、カルロス5世が、ドン・カルロを引っ張りこんだほうが面白いと思います。
何か中途半端な演出でした。
エボーリ公女を演じた、ソニア・ガナッシは、すばらしかった。