『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

バイエルン国立歌劇場  『アラベラ』 95

95、『アラベラ』 2013年 5月 27~28日 1933年7月1日ドレスデン初演 69歳

リヒャルト・シュトラウス(1864~1949)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団   ヨゼフ・カイルベルト(指揮)  録音:1963年、ミュンヘンナショナル劇場
リーザ・デラ・カーザ(S:アラベラ)  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br:マンドリーカ)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(S:ズデンカ)  イーラ・マラウニク(M:アデライーデ)

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ミュンヘンのナショナルテアター再建記念公演のライヴとあって、骨太なカイルベルトの音楽作りに豊かな感興が加わった演奏は、記念公演ならでは名演と以前から評価の高かったものです。キャストも「最高のアラベラ」と評されたデラ・カーザの可憐であでやかな名唱をはじめ、フィッシャー=ディースカウ、ローテンベルガー、マラウニクと名手が揃って非常に豪華です。

シュトラウスの息遣いがまだ生々しい、1963年の舞台。初演から、30年は経過しているが、シュトラウスのサロン美学はまだ薫香のように漂っている時代のもの。

前に見た、映画版より、ずっといい。少し、好きになった。

 

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