『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

『道修町 薬問屋』の美

 『春琴抄』の舞台、道修町 

佐助は、自分の肩に手ぬぐいを置き、 

春琴はその手ぬぐいの上に自分の手を置く。 

春琴は、佐助に導かれて琴の師匠のもとへ通う。

 

そんな映像の幻影を追い求めて、 

ボクは道修町を訪れた。 

薬の問屋と思しきものは、今でも健在であったが、 

昔の面影を残した建築は、ごくごく僅か。 

それも、かすかな面影。

 

その覚束ない面影を瞼で閉ざせば、 

佐助と春琴の幻影が浮かんできた。

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