『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

やはり違和感があるスカラの『ローエングリン Lohengrin』 136

136、『ローエングリン Lohengrin』  2013/8/28 
初演:1850年8月28日ワイマール宮廷劇場 1850年初演 35歳

リヒャルト・ワーグナー(1813~1883)
ダニエル・バレンボイム指揮 クラウス・グート演出 ミラノ・スカラ座合唱団、管弦楽団
ローエングリンヨナス・カウフマン ドイツ国王:ルネ・パーペ エルザ:アネッテ・ダッシュ
テルラムント:トマス・トマソン オルトルート:イヴリン・ヘリツィウス 伝令:ジェリコ・ルチッチ
ぜんぜん、よくないです。
何時代の設定の演出か(多分19世紀末だろうけど)分からない。
このオペラは、やはりは白鳥に引かれてくるローエングリンが登場しなければいけないし、白鳥に引かれて去っていかなければならない。

中世(10世紀)の雰囲気もタップリ出さないと、消化不良になる楽劇です。


あと、スカラでは、ドイツの雰囲気が出てこないかも。

先入観を持たないようにと思って聴いたのだけど、どうしてもイタリア臭が感じられる。お前が、イタリアとドイツの音を聞き分けることが出来るのかと、突っ込まれたら困るけど。

エルザをやった、アネッテ・ダッシュの不安気な表情は絶品。

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