カラヴァッジョを見に行った
デレク・ジャーマンの映画で、ガラヴァッジョの名を知った。
今から25年前のことだ。
正直、当時、ボクのオツムは、あの巣晴らし映画を消化することが、できなかった。
閑話休題。
(本物が来ていることを信じての話だが)実物のガラヴァッジョを目の当たりにした。残された数が少ない、画家の作品である。
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(伊: Michelangelo Merisi da Caravaggio、1571年9月28日 - 1610年7月18日)の作品は、
約60点が、確認できるそうだ。
そのうち、この展覧会は 11点の展示。凄いかも。
寡作の画家作品は、寡作だという希少性が錯覚させるのか、なぜかいい。
ダ・ビンチ、10数点。
フェルメール、30数点。
また、閑話休題。
今回来ていたのは、馴染みの深い、よく目にする作品ばかり。(これでは、偽物と疑わないほうが馬鹿かも)
『果物籠を持つ少年』と、最近発見された『マグダラのマリア』の2作品が、特によかった。
画面を、ナメクジが這っていても不思議はないような、ジメジメとした暗い雰囲気。
チラッと見え隠れるする、狂気の匕首の輝きの音が、聴こえてきそうだった。
すさまじい、天才。
この画家は、偉大だ!