2013-07-16 『修学院離宮』の美 建物 修学院離宮 窮邃亭(きゅうすいてい)の内部。 ボクは、こういったシンプルで薄暗い空間が好きである。 御水尾上皇の創建当時のままの建築だそうである。 宝形造杮葺。 ところで、修学院離宮であるが、桂離宮などに比べると、以外や技巧のない庭園である。 ボクは隣雲亭の縁側から、浴龍池を臨んだとき、右手に京都の町を見下ろし、左手に鞍馬の山と対峙し、 「これこそ、帝王の庭園かと」思った。 自分の庭は、この国そのものであると、威圧的に語られているように思った。