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『ゲイ術 三昧の日々』

このブログは、管理人(ゲイです)の『オペラ』に関する個人的な備忘録です。そして、もう一つ、日々の感慨の記録です。

ヴェルサイユの精華 リュリの『アティス』 139

初演:1676年1月10日 サン・ジェルマン・アン・レイ宮殿(パリ)

ジャン・バティスト・リュリ Jean-Baptiste Lully(仏1632-1687・伊出身)台本:フィリップ・キノー
指揮:ウィリアム・クリスティ 演奏レザール・フロリサンフランス・バロックの音楽の魅力を現代に鮮やかに蘇らせたパイオニア団体)1987年のジャン=マリー・ヴィレジエの演出の再演

演出:ジャン=マリー・ヴィレジエ  美術:カルロ・トンマージ  衣装:パトリス・コシュティエ 振付:フランシーヌ・ランスロ、ベアトリス・マサン  収録時期:2011年5月  収録場所:パリ、国立オペラ=コミック劇場(ライヴ)フェト・ガラント舞踊団
ベルナール・リヒター(T アティス) ステファニー・ドゥストラック(Ms シベル) エマニュエル・ド・ネグリ(S サンガリド) ニコラ・リヴァンク(Br セレニュス) マルク・モイヨン(Br イダス) ソフィー・デインマン(S ドリス) ジャエル・アザレッティ(S メリッス) ポール・アグニュー(T 眠り) シリル・オヴィティ(HC モルフェ) ベルナール・ドレトレ(Br 時,サンガリオス河)、ほか

リュリは、太陽王ルイ14世に才能を見いだされ寵臣として、ヴェルサイユの権勢ほしいままにしたイタリア生まれの作曲家です。もともとは、バレエが大好きであった王の相手をしたり、様々なバレエ音楽を作って、その寵を受けていたらしいが、王が1670年を最後にバレエを踊らなくなり関心が薄れてきた頃から、オペラを作るようになったらしい。しっかりしている。こうでなければ当時のフランス貴族社会では生きれなかったのだろう。
リュリは同性愛者でもあったらしく、王の小姓に手を出してからは、王の寵愛は薄れていったという。ただ、王太子はリュリの才能を愛しており、同性愛のスキャンダルの後も、ヴェルサイユには生き残れたらしい。

当時は、長い棒を床に打ち付ける方法で指揮をやっていたらしいが、その棒であやまって自分の足を打ち、その膿症が元で死んだらしい。苦しかっただろうなぁ。リュリに嫉妬していた人たちはザマア見ろと思ったことだろう。

リュリはバロック中期(1650〜1700)に属し通奏低音が音楽の推進力となるバロック様式を確立した人。あの独特なバロックの音の爽快感を完成させた人などだろうかぁ。1650〜1660年は、バレエ、60年代後半はコメディ・パレ(世俗的な喜劇 代表作『町人貴族』)、1670〜1680年はトラジェリィ・リリック(古代ギリシャんの神話などを基にした叙情悲劇)を書いた。

アリアとレチタティーヴォの接続を自然なものに変えた人でもあるらしい。

オペラのストーリーは、ルイ14世を『ヨイショ!』する阿諛追従のプロローグに続いて、シベル女神が、美青年のアティスを愛してしまうが、アティスはサンガリートのことに首ったけで、女神には見向きもしない。そこで嫉妬した女神は、アティスにサンガリートが怪物に見えるようにさせ、アティスにサンガリートを殺させる、といった内容であった。

とにかく、ボクは、この中期バロックの音に夢中になっている。

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