黛の『金閣寺』 156
作曲:黛 敏郎
原作:三島由紀夫
台本:クラウス・H・ヘンネベルグ
原語:ドイツ語
演出:ヴィンフリート・バウェルンファイント(ベルリン・ドイツ・オペラ歌劇場 第一演出家)
1997年11月29日(土)18:00開演 大阪音楽大学カレッジ・オペラハウス 指揮:岩城 宏之 演出:栗山 昌良 製作:日下部 吉彦
溝口:井原 秀人 鶴川:安川 佳秀 父:油井 宏隆 女:坂井 美樹 母:西垣 千賀子 柏木:西垣 俊朗 若い男:清水 光彦 娼婦:星野 隆子 道詮:松下 雅人 有為子:児玉 祐子
オペラハウス合唱団 オペラハウス管弦楽団
初めてこの作品を観たときは、ドビッシーの『ペリウスとメリサンド』のようだと思った。
二度目の鑑賞である今回、ストラビンスキーの影を感じた。
黛、さほどの作曲家ではないと思った。
ラストの、繰り返される、お経の合唱だけは、感動した。
溝口を演った井原 秀人、気持ち悪かった。
見た目(ビジュアル)は、実力(歌唱力)と同じぐらい大事な要素であることを、実証した舞台。
画像でも分かるとおり、藤山寛美の松竹新喜劇の一場のようである。