アンナ・ネトレプコの『椿姫』 132
132、『椿姫 La Traviata』 2013/8/19
ジョゼッペ・ヴェルディ(1813~1901)
ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:カルロ・リッツィ ザルツブルク音楽祭
アンナ・ネトレプコ(S) ロランド・ヴィラゾン(T) トーマス・ハンプソン(Br)
アンナ・ネトレプコ、オンステージの舞台であっただけに、彼女の淡白さが、仇にになっていたのではないだろうか?
並み居る歌手の一人として主演を演じるには最適は歌手であるが、ここまでオンステージになると、もう少しクセやアクが欲しくなる。
『椿姫』にありがちな、デコラティブな舞台ではなかっただけに、演技と歌に集中してしまい、ネトレプコが丸裸にされて、解剖されているようだった。
『ラ・ボエーム』のミミでも思ったが、アンナ・ネトレプコは、健康優良児のように太っていて、ヴィオレッタねえ、これが、って、思う。
自分はマリア・カラスのライバル ティバルディのCDに耳が慣れていて、それがスタジオ録音の完璧な歌であったので、こと『椿姫』に関しては耳が肥えている。
厳しい評価で、ネトレプコ、可哀想だが、事実なのでねぇ。