ラモー 『カストールとポリュックス Castor et Pollux』 147
『 カストールとポリュックス Castor et Pollux』
作曲:ジャン=フィルップ・ラモー Jean-Philippe Rameau(1683~1764)
初演:初稿版1737年10月24日、改訂版1754年6月8or11日、パリ/Paris,王立音楽アカデミー/Academie Royale de Musique
指揮:クリストフ・ルセ レ・タラン・リリク、ネーデルラント・オペラ合唱団 演出:ピエール・オーディ 装置・衣裳:パトリック・キンモント 照明:ジャン・カルマン 振付:アミール・フセインプール 2008年1月21、25日 ネーデルラント・オペラ―アムステルダム音楽劇場におけるライヴ収録
テライール:アンナ・マリア・パンツァレッラ フェベ:ヴェロニク・ジャンス クレオーヌ:ユディット・ヴァン・ワンロイ
カストール:フィンヌル・ビャルナソン ポリュックス:ヘンク・ネヴェン
ラモーにとって三番目のオペラ「カストールとポリュックス」。その類まれなる完成度の高さは、のちにドビュシーを感動させたといいます。
この舞台は、星座を意識したらしい、線が交差した背景がありました。ちょっと、抽象的すぎでした。
ラモーらしい、非常にきれいな音楽が、自然に流れているオペラでした。
バロックにありがちなとぎれとぎれ感が、ラモーにはないので、観ていて安心。
初演は不評だったとか。
1750年代のヨーロッパで巻き起こったブフォン論争において(フランスオペラとイタリアオペラの優劣についての論争)ラモーの作品はイタリアオペラ愛好家たちによって、フランスオペラ攻撃の矢面に立たされていた作品であったらしい。
1754年、ラモーは「カストールとポリュックス」の改訂版を発表した。
この改訂版はパリを熱狂させたらしい。
双子座の由来を語るギリシャ神話を題材とする作品です。
話自体は、お伽噺ですよ。